日本小児内分泌学会理事長就任のご挨拶(会員の皆様へ)

 2021年10月28日の一般社団法人日本小児内分泌学会(The Japanese Society for Pediatric Endocrinology)社員総会におきまして、私こと代表理事を拝命いたしました。大変光栄に存じております。同時に責任の重さも痛感しております。日本小児内分泌学会は1967年に誕生した日本小児内分泌研究会(初代運営委員長:吉田久先生)に端を発します。1984年に日本小児内分泌学会となり、さらに2016年に一般社団法人化しました。2026年あるいは2027年にはInternational Meeting of Pediatric Endocrinology(IMPE)を主催することも決定しています。

 日本小児内分泌学会は、大好きな小児内分泌学を学びたいという“医友の集まり”です。全国の小児内分泌学の診療・研究・教育の裾野を広げたいと思います。学術集会における会員の交流、入門セミナーのweb開催、学会ホームページ等を用いた会員からのご意見やご希望の収集と情報の共有、気軽に症例について相談できるフレームワークの構築、全都道府県における日本内分泌学会内分泌代謝専門医(小児科)の育成、男女共同参画の推進、等々を考えております。会員の皆様にとり、魅力のある学会を目指します。

 一方で日本小児内分泌学会は、「小児内分泌学の進歩普及をはかり、小児の福祉に寄与する」という明確な目的をもった“組織”でもあります。小児内分泌学の診療・研究・教育の頂きを高めたいと思います。国際的な研究の推進、学術集会におけるEnglish Sessionの開催、学会英文誌Clinical Pediatric Endocrinologyに対するインパクトファクターの付与、専門セミナーの開催、海外の小児内分泌学会あるいは国内の関連学会とのより緊密な交流と連携、などはその活動の代表です。日本小児内分泌学会から国内外に情報を発信したいと思います。

 私事になりますが、私が初めて日本小児内分泌学会学術集会に参加し、共同演者として発表したのは第20回(1986年10月24日~26日 会長:一色玄先生)です。すでに30年以上にわたって先輩、同輩、後輩、そして本学会自体に私自身を育てていただいていることになります。少しでも恩返しできればと思っております。学会の主役である会員の皆様お1人お1人とともに、日本小児内分泌学会のさらなる発展のために微力ではありますが力を尽くす所存です。何卒よろしくお願いします。


  2021年11月1日
  日本小児内分泌学会 理事長 長谷川 奉延
  慶應義塾大学医学部小児科学教室 
  慶應義塾大学病院臨床研究推進センター

理事長メッセージ(2022年8月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

7月20日に日本小児内分泌学会編による「小児内分泌疾患の治療」が発行されました。
会員の皆様は2022年7月29日~9月5日(期間限定)に特別価格で購入可能です。詳細は本mail newsを参照ください。また、日本小児内分泌学会の学会誌であるClinical Pediatric Endocrinology (CPE)に、2023年からインパクトファクターが付くことが決まりました。本件につきましても詳細は本mail newsを参照ください。会員の皆様におかれましては、今まで以上にCPEへの投稿、および論文執筆の際にCPE掲載論文の引用をお願いいたします。

蒸し暑い日が続いています。水分摂取を心掛けたいと思います。
 
日本小児内分泌学会  
理事長 長谷川 奉延

理事長メッセージ(2022年7月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

現在、7月2日の企業共催セミナーライブ配信および7月3(日)から7月31日(日)のオンデマンド配信として、第18回小児内分泌入門セミナーが行われています。たくさんの参加ありがとうございました。また、8月19日(金)~21日(日)に第27回小児内分泌専門セミナーを開催します。参加される会員の先生方におかれましては、fruitful discussionをお願いします。
日本小児内分泌学会とファイザー株式会社は医学教育プロジェクト助成の公募を行っています。さらに2022年度未来開拓研究助成(ノボ ノルディスク ファーマ社後援)の応募を受け付けております。ともに申請締め切り日は2022年7月15日です。詳細は本メールニュースを参照ください。
元首相が街頭演説中に銃撃され亡くなるという、大変衝撃的な事件が起きました。断じて許されることではありません。
 
日本小児内分泌学会  
理事長 長谷川 奉延

理事長メッセージ(2022年6月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

この度、日本小児内分泌学会前理事長・大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学小児科学講座の大薗恵一先生が2022年度日本内分泌学会学会賞を受賞されました。この賞は、国内外から高く評価され、内分泌学領域において卓越した学術業績を有し、指導的立場で学会活動に精励している日本内分泌学会会員に対して授与されるものです。6月1日ー3日に別府で開催された第95回日本内分泌学会学術総会の2日目に表彰式が行われました。また大薗先生は「骨疾患領域のTranslational Reserchの推進」というタイトルで受賞講演をされました。

さらに、大分大学医学部小児科の小宅桃子先生が第95回日本内分泌学会学術総会における”Clinical Endocrinology KO round”において、「デキサメサゾン大量療法による精神症状が生理量のハイドロコルチゾン補充で軽減した血球貪食性リンパ組織球症の3歳女児例」の発表で若手臨床内分泌医奨励賞のRunners-up賞を受賞しました。この審査は、書類選考で選出された発表者に、パワーポイント1枚、持ち時間3分で発表を行っていただき、(1)プレゼンテーション力(インパクト、発表時間、わかりやすさなど)、(2)スライド1枚からのメッセージ性、(3)スライドのデザインとアイデアの3点につき採点し、合計点で順位をつけるものです。

全国的に梅雨入りです。会員の皆様におかれましては、体調管理をお願いいたします。
 
日本小児内分泌学会  
理事長 長谷川 奉延

理事長メッセージ(2022年5月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

すでにMail News2021-18でもお知らせしたことですが、注射用ソマトロピン(遺伝子組換え)添付文書が改訂され、糖尿病合併例の禁忌項目が削除されました。2021年3月10日に、当時の日本小児内分泌学会理事長大薗恵一先生と日本内分泌学会代表理事赤水尚史先生の連名で厚生労働省あてに「ソマトロピン(遺伝子組換え)を糖尿病合併症例に対して禁忌としている添付文書の改訂要望書」を提出したことが実を結びました。あらためて、大薗恵一前理事長、および本件に直接的・間接的にかかわっていただいた学会員の皆様に深謝いたします。

第18回小児内分泌入門セミナー/第27回小児内分泌専門セミナー参加申し込み受付を開始しました。会員の皆様におかれましては奮ってご参加くださいますようお願いします。また、田中賞(臨床研究奨励賞)公募、未来開拓研究助成(ノボ ノルディスク ファーマ社後援)公募を開始しました。詳細は本メールニュースあるいは学会HPをご覧ください。

GWも終了しました。また”日常”に戻ります。お互いに診療・研究・教育に切磋琢磨したいと思います。

日本小児内分泌学会
理事長 長谷川奉延

理事長メッセージ(2022年4月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

日本小児内分泌学会とファイザー株式会社は、小児内分泌疾患医療の向上のための取り組みの一環として3月15日に医学教育プロジェクト助成の公募を開始しました。本助成金支援の対象となるプロジェクトについての具体的な内容、審査・承認のスケジュール等につきましては、本メールニュースあるいは学会HPをご一読ください。
会員の皆様におかれましては奮ってご応募くださいますようお願いします。

また、間もなく第55回日本小児内分泌学会学術集会の演題募集が開始されます。今回は学会理事長自身が学術集会会長でもあります。ぜひ詳細を本メールニュースあるいは第55回日本小児内分泌学会学術集会HP(http://jspe55.umin.jp/) でご確認ください。

新しい年度になりました。ご自身が異動された方、新しい仲間が加わった方も少なくないことと思います。
会員一同、気持ちも新たに小児内分泌学の診療・研究・教育に取り組みたいと存じます。

日本小児内分泌学会
理事長 長谷川奉延

理事長メッセージ(2022年3月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

会員の皆様におかれましてはすでにご存じのことと思いますが、2月10日に日本小児内分泌学会編「小児内分泌学 改訂第3版」が発刊されました。日本小児内分泌学会の会員の皆様にのみ、3月末日まで期間限定割引販売を行っております。詳しくは学会HP内の会員専用ページをご確認ください。小児内分泌科医のみならず、一般小児科医、内分泌内科医、内分泌研究者など多くの方々に「小児内分泌学 改訂第3版」をご活用いただいきたいと思っております。先輩・同僚・後輩にもお勧めいただければ幸甚です。

また、「第18回小児内分泌入門セミナー」「第27回小児内分泌専門セミナー」の概要が決定し、HP内の学術集会・学会セミナー情報に掲載いたしました。多くの皆様の参加をお待ちしております。

ロシアによるウクライナ侵攻について、日本小児内分泌学会理事会から声明を発信いたしました。その後、母子医療施設が攻撃の標的となったとも報道されました。胸が張り裂ける思いです。一日も早く平和で平穏な日々が戻ることを心より祈念しております。

日本小児内分泌学会
理事長 長谷川奉延

理事長メッセージ(2022年2月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

日本小児内分泌学会各種委員会の委員を学会ホームページに掲載しました。また今期、adhoc委員会としてIMPE委員会(委員長:大薗恵一先生)を立ち上げました。次回のIMPE(International Meeting of Pediatric Endocrinology)は2023年3月4日~7日にBuenos Airesで行われますが、次々回のIMPEはJSPEがホストとして2027年に開催予定です。
IMPE委員会を中心に企画を進めます。会員の皆様におかれましてはぜひ忌憚のないご希望・ご意見を頂きたく存じます。

2月11日(金・祝日)には、当番世話人中村公俊先生のもと、第5回日本小児内分泌学会九州・沖縄地方会がweb開催されました。私も参加させていただきましたが、活発な症例検討が行われ、盛会でした。

2月に入ってもオミクロン株によると思われる新型コロナウイルス感染が猛威を振るっています。
引き続き感染対策の徹底を心掛けたく存じます。

日本小児内分泌学会
理事長 長谷川奉延

理事長メッセージ(2022年1月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
遅くなりましたが、日本小児内分泌学会各委員会の委員長が確定いたしました。副委員長、委員もほぼ決定しております。近日中に学会ホームページに公開予定です。各委員会にはこの4年間のミッションを明確に示していただき、今まで以上に活発な活動をお願いいたしました。会員の皆様におかれましては、委員会あてにご質問、ご希望などをお送りいただくことも歓迎いたします。
オミクロン株によると思われる新型コロナウイルス感染者が急増しています。私たちも引き続き感染対策の徹底を心掛けたく存じます。

日本小児内分泌学会
理事長 長谷川奉延

理事長メッセージ(2021年12月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

第54回日本小児内分泌学会学術集会に際しましては、会員の皆様に多くのご協力をいただきました。ありがとうございました。会期中(10月28日―10月30日)のLIVE配信、および会期後(11月15日―12月13日)のオンデマンド配信という完全WEB開催として行われ、既に900名を超える方が参加されました。いよいよ本日でオンデマンド配信も終了します。お見逃しのないようにお願いします。コロナ禍という難局にもかかわらず素晴らしい学術集会を企画・運営していただいた田島敏広会長にも改めて御礼致します。

野球のメジャーリーグに目を移しますと、大谷翔平選手がアメリカン・リーグのMVPに選出されました。MVPは全米野球記者協会の選ばれた30人の記者が1位、2位、3位と順位付けをして投票する方式で決められますが、大谷選手は30人全員から1位に支持されました。二刀流としての活躍は常識を覆したともいわれています。私たちも、診療・研究において”常識を疑う勇気“を持ちたいと思います。

日本小児内分泌学会
理事長 長谷川奉延

理事長メッセージ(2021年10月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

全国の緊急事態宣言は解消され、COVID-19陽性者の数も減少の一途を辿っています。ようやく、コロナ禍前の状況に近づいてきたでしょうか。学会に関しましても、例えば今週、横浜で行われる人類遺伝学会も現地集合も可能なHybrid開催となっているようです。今月末に予定されている小児内分泌学会も最終日の30日土曜日だけですが、現地集合も計画されています。全員とはいきませんが、集まれる先生には、東京八重洲でお会いしたいと思います。

先月のESPEには、オンラインで参加いたしました。Opening ceremonyがテクニカルな問題でつながらず、ヒヤリとしました。現地スタッフの皆さんも、大変でしたでしょうね。中身は充実していましたが、やはりコンカレントの部分を後で聞くのは、忙しい感じです。

国際小児内分泌学会(IMPE)の方は、先週会議が行われまして、アルゼンチンでの開催は2023年3月開催と正式決定されました。更なる延期はなしということです。これを受けて、2025年横浜で開催予定だったIMPE2025も、2026ないし2027年に延期するようにと決定されました。これから、時期と会場のチェックを行います。

次期の理事・監事の選挙結果が出ました。学術集会時の評議員会でお認めいただき、正式に発足いたします。次期の理事・監事の皆様には、学会の方向性を決めていく重要な役割がありますので、大いなる活躍を期待しています。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年9月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ
                            
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に専念するため、自民党総裁選出馬は断念すると、菅総理は表明しました。すなわち、菅総理は、COVID-19が拡大した昨年9月から丸1年が任期であり、まさに、新型コロナウイルス感染症の対応総理大臣となりました。この間、コロナワクチンが導入(認可、輸入と接種手順の決定)され、今では、第1回摂取率が60%を超えるまでになりました。対応の開始速度が遅かったので批判も大きかったと思いますが、現時点で振り返ればある程度のお仕事はされたのではないでしょうか。

緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の発出基準やその間の行動許容範囲もあらたに決められようとしています。ワクチン接種率が上がり、抗原検査の信頼性が向上し、PCR検査が普及した現時点での、このような再検討は必要です。ワクチン接種者の県外移動は問題なしと判定していただければ、学会の現地開催もやりやすくなります。この秋は、日本マススクリーニング学会、日本小児内分泌学術集会、日本甲状腺学会、日本臨床内分泌代謝Updateと、小児内分泌学会会員が主催する学会が目白押しです。どの学会も成功することを祈っておりますし、会員の皆様のご支援をお願いしたいと思います。

評議員による理事・監事選挙が行われました。投票いただきありがとうございました。まもなく開票し、当選された先生には通知いたしますので、日本小児内分泌学会の発展のために活躍されることを期待いたします。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年8月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

新型コロナウイルス感染症は拡大し、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が出されている都道府県の数が増加しています。デルタ株の感染力は、すさまじいと言わざるを得ず、人流の抑制や蜜を防ぐことを目的とするこのような措置だけで、さらなる拡大を防げるのか、やや疑問ですね。CDC(米国疾病対策センター)の発表では、デルタ株は水痘なみの感染力ということですからね(従来型の新型コロナウイルスの3倍強)。

このような状況の中で開催された東京オリンピックは、日本人が活躍したこともあって、かなり盛り上がりました。12歳、13歳のメダリストも現れ、時代のうねりを感じました。パラリンピックも行われる予定で、個人の頑張りを核として連帯が進んでいくと良いと思います。コロナ禍でのオリンピック、パラリンピック開催には批判もあると思いますが、明るい話題も必要ですよね。

現在、評議員による理事・監事選挙が行われています。次の、日本小児内分泌学会の活動を決める大事な選挙ですので、選挙権のある新評議員の先生はぜひ投票していただくようお願いします。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年7月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

この度の熱海市、山陰地方、九州地方など豪雨の被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
また、東京は再び緊急事態宣言が発出され、大阪はまん延防止等重点措置が延長されました。一方では、東京オリンピックが開催されようとしております。オリンピック開催と緊急事態宣言が両立するなど、思いもよらなかったですが、想像を超えることが多すぎて、判断がつかない日々となっていますね。

国際小児内分泌学会(IMPE)の方も、2021年開催予定だったアルゼンチンでの開催が2022年に延期され、さらに2023年に延期されようとしています。この影響を受けて、2025年横浜で開催予定だったIMPE2025も延期される可能性が出てきました。現地開催にこだわらず、国際交流をしていく決断も必要かもしれません。APPESなどへのWEB参加も日本から少ないようですので、会員の皆様の積極的な参加をお願いします。

COVID-19ワクチン(日本小児科学会で正式な用語となったようです)は、接種の積極的な推進を行っていましたが、供給不足に陥り、新たな接種予約ができない状況です。いろいろなリソースが限られる中、患者さんにとって必要な薬剤の供給不足が起こらないことを祈るばかりです(治験などでは、ロジスティックの問題で薬剤の供給が間に合わなかったりしています)。

先行きが不透明な世の中となっていますが、地道に頑張っていきましょう。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年6月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

予想通り、非常事態宣言は延長されました。しかし、私が最近感じるのは、それでも世界は動いているということです。G7サミットはイギリスで開かれましたが、主要国の首脳が、実際に集まりました。それは、イギリスではcovid-19が抑え込まれたからだとお考えの先生も多いと思いますが、人口あたりの感染者数でいえば、G7の中でイギリスが一番多く、一番少ないのが日本です。いろいろと批判があると思いますが、政治はムード作りが重要と考えさせられます。新型コロナに感染したジョンソン首相が、アストラゼネカのワクチンを打つ場面などは、パフォーマンス以外の何者でもないと感じます。

個人的な体験ですが、学問の世界でも、先週、今週(どうしても時差の関係で深夜になりますが)と、副甲状腺機能低下症、がん経験者の成長ホルモン治療に関するコンセンサス会議が行われ、出席させていただきました。世界から、それぞれの学会代表者が大勢集まり、かなりなスピードでコンセンサス形成がなされていきます。コロナ禍に負けない、医学・医療を前に進めるのだというリーダーシップを強く感じました。

日本小児内分泌学会学術集会の募集は締め切られ、300を超える演題の登録をいただきました。会員の皆様のエネルギーも感じております。フルとは行かなくとも、何らかの形で対面の開催ができないか、田島先生や理事の先生と知恵を絞っているところです。ワクチン接種対応も含めて、お忙しい先生も多くおられると思いますが、学問的にも進展が感じられ、会員の皆様の頑張りが肌で感じられる、そんな学術集会を催すことができれば良いなと思っております。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年5月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

緊急事態宣言が延長されます。また、愛知県、福岡県が新たに緊急事態宣言の対象とされました。4月の日本内分泌学会学術集会は完全Web開催となりましたが、秋の学会の現地開催も見通しが立たなくなって来ました。日本小児内分泌学会としましては、昨年のように特別学術集会という形式にせず、通常の学術集会(Webは用いることにはなると思いますが)として行うよう、大会長の田島敏広先生とも相談して、開催形式に関し知恵を絞っているところです。会員の皆様のサポートも重要です。現在、一般演題の募集が行われていますので、ぜひ、応募していただき、学術集会参加の意思を示していただければ幸いに思います。
また、第17回入門セミナーは、一部ライブ配信を伴う、オンディマンド配信形式の開催となることが決まりました。こちらも、参加申し込みが始まりましたので、会員の皆さんの参加登録とともに、周囲の若手医師への呼びかけもお願いいたします。
さらに、学会とファイザー(株)の共同で、公募型の医学教育プロジェクト助成の募集を行っております(より詳細は、学会ホームページのTOPページの新着情報のところに記載されています)。
今月末が締め切りですので、よろしくお願いします。

コロナ禍でも、継続的に活動を続けていきましょう。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年4月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

日本小児内分泌学会評議員の申請ありがとうございました。評議員の申請は3月末で締め切りましたが、180名の先生からいただいております。これは、現状の評議員数とほぼ同数となります。現在、審査を行っているところで6月はじめには結果を通知できると思います。
ご存知のように評議員の先生は本学会の活動の原動力となります。現在行われている小児内分泌学の教科書の改定も評議員の先生が中心となっております。その他、委員会活動や診療ガイドラインの策定など、評議員の先生にお願いしている活動はたくさんあります。また、評議員の中から理事が選ばれ、舵取り役を担っていただくことになりますので、その面でもよろしくお願いいたします。

一般会員と評議員の先生の両輪で、本学会は進んでいくことになります。
コロナ禍で大変な時期ですが、引き続き学会へのご支援をよろしくお願いいたします。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年3月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

第4回日本小児内分泌学会九州・沖縄地方会に出席しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、九州・沖縄地方会も完全Web開催になり、私は大阪の自宅から参加しました。当番世話人の都先生と福岡市立こども病院内分泌・代謝科の牧村先生の連携により、非常にスムーズに会は運営されました。症例検討では個人情報を排除し、発表の許可を患者の親から得ておく、参加者は施設名とフルネームを掲示するなど、色々と配慮されていました。議論も活発で、実りある地方会になったと思います。演者、座長ともに慣れ(あるいは練習の成果)を感じました。また、女性比率が高く、大阪の他、東京、仙台、北海道からの参加者もあり、Web開催の可能性を感じさせました。最後は参加者が顔を出して、コンピューターのスクリーンショットを撮って、記念写真としました。地域に根付いた活動は、力強さがあります。近々、北海道にも地方会が立ち上がる予定です。小児内分泌領域の未来は明るいと、心地よい気分になりました。

九州・沖縄地方会に出席された皆様、ありがとうございました。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年2月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

早くも2021年2月になりました。新型コロナウイルス感染はなかなか収束せず、栃木県を除いて、緊急事態宣言は1ヶ月延長されました。今月号のメールニュースにもありますように、元々昨年に予定されていた国際小児内分泌学会は今年に延長されていましたが、再延長され、来年3月の開催となりました。いろいろなところに影響が及んでいます。世界的にはコロナウイルスワクチン接種が行われ、日本においても早ければ今月から接種が始まる予定です。なんとか以前に近いような活動ができるようになれば良いですね。

先月理事会が行われ、今年の活動内容が確認されました。今年は、評議員申請の年となっておりますので、資格を確認していただき、アナウンスがありましたら、申請していただくようにお願いします。評議員の皆様が、一般社団法人としての日本小児内分泌学会の社員であり、学会活動の中心であります。また、昨年の日本内分泌学会内分泌代謝専門医試験の合格者が21名となったこと、日本糖尿病学会の専門医試験合格者は3名であったことが報告されました。合格された先生のますますの活躍をお祈りします。さらに、CPEに関しては、昨年は93件の投稿論文があり、うち半数が海外からの投稿で、受理率はおよそ37%であることも報告されました。CPEも本格的にinternationalな雑誌となってきたようです。診療ガイドラインの策定、改訂も行っていますが、この疾患に関する診療ガイドラインを策定してほしいというようなご要望がありましたら、事務局までご連絡ください。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2021年1月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 昨年末より新型コロナウイルス感染が拡大し、8日に東京都など1都3県に2回目の緊急事態宣言が発効されました。今年のこの先が思いやられますが、まずは、それぞれが自分のすべきことを行なっていくことが大切と思います。その意味では、私たちは、内分泌疾患の子どもたちの診療と小児内分泌分野の研究に邁進し、専門家の育成に力を注がなくてはいけません。この目標を達成するために、学術集会や入門セミナー・専門セミナーの確実な実施が大切と考えており、web開催となっても、意義のあるものになるよう工夫をしていきたいと思います。都先生が会長の九州・沖縄小児内分泌地方会、南谷先生が会長のマススクリーニング学会、私が会長の臨床内分泌代謝Updateも重要なイベントと考えております。また、現在、準備中の企画としましては、小児内分泌分野の社会や若手医師への普及・啓発により、小児内分泌分野の診療の質を向上させるような活動に対して、助成を行うことを考えております。応募のための詳細が決まりましたら、お知らせいたしますので、ふるってご応募ください。

 ニューノーマルでの学会や会議のやり方は、もっと工夫をしていく必要があります。海外の学会発表では、発表途中で“いいね!”が送られたり、“excellent!”などの言葉がチャットで語られたりして、質問以外にも聞いている人の気持ちが伝わるように、演者を勇気づけるように、audienceは反応します。日本人はフォーマルな時にはあくまでも真面目な顔をして堅苦しく振る舞い、懇親会で打ち解けるというパターンに慣れ親しんできましたが、懇親会がない今は、最初のイベントの時から、リアクションをはっきり行って、交流した方が良いと思います。かく言う私も、公式の場ではポーカーフェイスになりがちですが、できるだけ“いいね!”を送り、感動を分かち合いたいと思います。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2020年12月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 新型コロナ感染症の第3波がやってきて、大変な状況になっております。北海道も患者数が非常に増えて対応に追われていると聞いておりますが、大阪もコロナ感染症の診療にシフトするため、大きな病院での病棟閉鎖や手術数の削減などが行われております。本当に慌ただしい年末(師走)ですね。光明はコロナワクチンでしょうか。イギリスで接種が始まり、アメリカでも近々行われる予想です。ワクチンが安全かつ有効であることを祈りたいですね。

 理事長メッセージでも何回か述べたと思いますが、コロナ禍での学会運営の特徴はWeb開催です。最近届いたESPEの学会(ESPE CONNECT ONLINE)に関するニュースでは、9日間の会期で5000人以上の参加があったとのことです。今年の臨床内分泌代謝UpdateもWeb開催となり、今月10日までオンディマンド配信が行われていました。長くゆっくりと視聴できるのはWeb開催のメリットですが、たくさんの学会が重なってくると視聴する時間の確保も容易ではなくなってきます。

 来年は、私が臨床内分泌代謝Updateを担当しますし(一度HPを御覧くださいhttp://update31.umin.jp) 、2023年には堀川玲子先生が担当されます。今年の日本内分泌学会学術総会は緒方勤先生が会長をされました。日本小児内分泌学会の発展に伴い、今後も会長をされる先生が出ることと思います。皆様、引き続きご支援をお願いいたします。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ(2020年11月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 投票日(Super Tuesday)から3日たってもアメリカ大統領が決まらないという、不確定な時代の象徴のような出来事が起こっています。新型コロナウイルス感染の終息も先が見通せず、会員の皆様におかれましては、なんとなく落ち着かない、不安な日常生活を送っていらっしゃるのではないでしょうか。そのような中にもかかわらず、日本小児内分泌学会の特別学術集会には、800人に迫る数の先生方に参加していただき、感謝申し上げます。また、入門セミナー、専門セミナーにもたくさんのご応募をいただき、小児内分泌分野への関心の高まりを表しているように思います。来年の学会活動についても、新型コロナ感染の影響がどれくらいあるのか予測が困難な面がありますが、しっかり活動していきたいと思います。今回の理事会・評議員会で討議されましたように、来年は以下のような活動を行い、会員の皆様はもちろん、非会員の方でも小児内分泌分野に興味のある先生、研究者に提供していきたいと思います。

1. 学術集会は札幌で現地開催にて行えるように準備しています。コロナの影響を受けた場合にも、できるだけ、
  一般演題を含めて発表・議論の場を提供し、活発な会になるよう企画していきます。
2. 診療ガイドラインや診療の手引きの充実を図っていきます。
3. 入門セミナー、専門セミナーに加えてスキルアップセミナーを設け、会員に新たな研鑽の機会の提供を開始し
  ます。
4. 内容をUpdateするために小児内分泌学教科書の改訂を行います。治療に関する教科書に関しても、学会が積
  極的に関与して改訂する予定です。
5. 臨床データの集積のため、学会主導の疾患レジストリを本格運営いたします。まだ、施設登録がお済みでない
  場合は、ぜひ、登録をお願いいたします。
6. アルゼンチンのブエノスアイレスで開催予定であったIMPE2021は2022年に延期になりました。皆様御存知の
  とおりIMPE2025は横浜で開催予定ですので、それに向けて準備を開始いたします。
7. 本学会の学術雑誌であるCPEは、完全オンライン化になり経費が節約されたことに加えて、投稿数が増えてお
  ります。引用回数の指標も1を超えており、今後、さらにインパクトを上げるよう努力していきます。
8. 未来開拓研究助成など、研究支援の活動を継続いたします。
9. 日本内分泌学会と連携し、専門医制度にも対応していきます。
10. 新規薬剤の開発や薬剤が安定供給できない場合などに、情報提供や規制当局との交渉、関連学会間の調整な
  ど、積極的に関与していきます。

 今後も、日本小児内分泌学会は会員の皆様のための活動を継続し、発展させていくことを常に考えておりますので、引き続きご支援をお願いいたします。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ「小児内分泌分野の発展を目指して」(2020年9月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 新型コロナウイルス感染の第2波が収束しつつあるように見えますが、まだ、新規感染者の発生は続いており、油断はできません。このような状況でも、医学医療を前進させないといけないという思いは、会員の皆様の心の中にあるのではないでしょうか。先日、日本の小児科教授が集まるチェアマン会議に出席しましたが、学生実習はほぼ実質行えていない大学から、例年と変わりなく行なっている大学まで、大きく分かれていました。地域の事情が異なるので仕方ない面はありますが、実習ができていない大学では、なんとか再開したいと多くの教授がおっしゃっていました。

 日本小児内分泌学会としても、通常の学術集会は中止にしましたが、会員の皆様と情報共有し、小児内分泌分野の発展のために特別学術集会を企画しました。詳細はホームページ等を参照していただきたいのですが、先月にも申し上げましたとおり、充実した内容になっていると思います。また、総会、評議員会、受賞講演など例年と同じプログラムもあります。ぜひ、事前登録をお願いいたします。

 来年もどのように学会、研究会が行えるか、不透明です。現状では、例えば入門セミナーで、例年を遥かに超える参加者があるように、会場のキャパや移動の時間的制約を超えたWebセミナーは、参加者にとって利点もあります。しかしながら、解決すべき問題点もあります。若い医師の発表の場を確保して、経験を積んでいただく、最先端の研究内容に触れて討議を行う、緊密にコミュニケーションしてネットワークを築いて行く、このような機能を学会活動の中に組み入れて行く必要があります。例えWebであっても10-20人の少人数であれば、face-to-faceの繋がりに近い状況を作れるのではないかという気もしてきております。いずれにしても、新しい環境に合わせながら、小児内分泌分野を盛り上げて行くという目的に皆様とともに向かっていきたいと思います。来月は特別学術集会でお会いできることを楽しみにしております。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ「広がりを見せるWeb開催」(2020年8月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 緒方先生が会長の第93回日本内分泌学会学術集会は、Web形式で開催されていますね。緒方先生のお考えが反映された充実したプログラムで、情報量がすごくて圧倒されます。現地開催では同時進行される発表も聞くことができるので、少し専門を外れたところも知識を補うことができます。また、スライドも再確認ができますので、勉強になります。何より、会場が暗くなると睡魔に襲われるのですが、そういうこともなく、発表に集中することができました。皆様の感想もお聞きしたいところです。

 日本小児科学会も完全Web開催になりました。Hybridを予定していたのが、急に変更になったことと、専門医の単位付与の問題があるので、やや複雑ですね。皆さん、これから発表の録音をされるのでしょうね。大学では、授業も録音付きスライドを大学が提供するサイトにアップすることが標準になり、この方法にも慣れてきました。学生側も、勉強しやすいという意見がある一方で、刺激を受けにくいという声もあるようです。

 日本小児内分泌学会のWeb開催の秋の特別学術集会の準備も着々と進んでおります。5つの教育講演、2つのシンポジウム、8つのThe Year企画、1つのハンズオンセミナーと充実した内容です
http://jspe2020.umin.jp/)。さらに企業共催セミナーも10個以上開く予定です。皆様、ご期待ください。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ「新しい生活様式とこれからの学術集会」(2020年7月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 新型コロナウイルス感染に加えて、九州、中部地方などにおいて豪雨による河川氾濫、土砂災害などの災害があり、被害に遭われた人々に対して心からお見舞いを申し上げます。また、新型コロナウイルス感染者数も東京を中心に増加しており、(authorizeされるかどうかはともかく)第2波と言って良いような状況になっております。皆さんも、いろいろとご苦労されていることと思います。

 このような状況における学術集会の開催について、模索している状況です。前回述べましたENDO Online 2020は終了しました。公式サイトによりますと、27,000人の参加者があったようです。私もその1人ですが、参加した感想として、内容が充実していることのみならず、運営もスムーズで、質問もチャット機能を用いてreal timeに無理なく行われていると思いました。多くがオンデマンドでも試聴できましたので、日本人にとって嬉しいことに、聞き取れない箇所などは繰り返し聞くことができ、大変勉強になりました。Web学術集会の、お手本のように感じました。
今後、第93回日本内分泌学会学術集会も7月20日から8月31日までWeb開催となりますので、非常に参考になると思います。また、日本小児科学会学術集会は、Hybrid型で行われる予定ですので、これも参考にしたいと思います。なお、秋の特別学術集会は、現時点では、有料でライブ配信とオンデマンド視聴可能とする予定で、皆様に満足していただけるプログラムになるよう、理事会メンバーで企画しております。決定事項を順次、学会ホームページに掲載していきますのでご覧ください。

 「新しい生活様式」(new normal)の中で、巣ごもりするのではなく、領域の発展を使命に活動していく予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ「After Coronavirus時代の学会活動のあり方」(2020年6月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 皆様、緊急事態宣言が解除されましたが、いかがお過ごしでしょうか。まだ、新型コロナウイルス感染の新規発生がなくなったわけではなく、また、第2波が来ることも予想され、落ち着かない日々を送っておられるのではないかと思います。まずは、皆様の健康をお祈りいたします。

 このAfter Coronavirus (より正確にはWith Coronavirus)時代の学会活動のあり方については、世界的に模索されています。例えば、今年3月サンフランシスコで予定されていましたENDO 2020は延期になりましたが、ENDO Online 2020として、6月8日から22日まで開催されます。開催方法は、オンデマンドとライブ配信を交ぜたWeb配信になっています。緒方先生が会長の第93回日本内分泌学会学術集会も6月開催は延期となり、7月20日から8月31日までWeb開催されます。

 先日お知らせしましたように、本年の日本小児内分泌学会学術集会は従来の方法では開催しないことを理事会で決定し、評議員の先生方にも、ご賛同していただきました。しかしながら、学術活動は継続性が重要であり、また、若い医師に小児内分泌領域の魅力を伝えることも大切です。「新しい生活様式」(new normal)を心がけて三つの密(密閉、密集、密接)を避ける学術集会を「2020年日本小児内分泌学会特別学術集会」と名付けて開催する予定です。Web配信が主体となりますが、状況が許せば、集会の形も取りたいと思っております。入門セミナー、専門セミナーも何らかの形で行います。長谷川奉延先生、依藤享先生、室谷浩二先生を中心に理事、監事、委員長が知恵を絞っておりますので、具体案が出来あがれば、皆様にお知らせいたします。

 今後とも、日本小児内分泌学会の活動に対して、積極的なサポートをお願いいたします。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

理事長メッセージ「学術集会における英語での発表の推進について」(2018年11月)

日本小児内分泌学会
会員の皆様へ

 平素より、日本小児内分泌学会(JSPE)の活動にご協力いただきありがとうございます。理事長就任時のご挨拶にも述べましたとおり、日本小児内分泌学会の伝統を守るとともに、さらなる発展をめざして、会員の皆様と歩んでいくことが理事長の務めと考えております。そのために必要だと就任時に感じたことを、ホームページの理事長就任のご挨拶に記載しておりますので、御覧ください。今回は、学術集会における英語での発表を推進していくことの必要性について、述べたいと思います。

 JSPEの学術集会は、主として会員の皆様の診療、研究上の成果を発表する場であるとともに、この分野の進歩について学ぶ場でもあります。そのためには、母国語である日本語で不自由なく活発に議論を行うことは重要です。一方で、この分野の進歩は日本に限定されるものではなく、世界レベルでの発展は加速しています。また、子どもたちの健康を守ることは、世界中の小児科医、研究者に共通する願いであり、タスクであります。このような視点から、日本小児内分泌学会学術集会にとって、海外の医師や研究者との交流や情報交換の場となることは、重要な役割のひとつであると考えています。国際交流のためにはコミュニケーションの手段としての英語の活用は不可欠です。

 会員の中には、英語での交流はハードルが高いとお考えの方もいらっしゃると思います。また、その必要性をあまり感じておられない会員もいらっしゃるかもしれません。しかし、近年、海外各国における小児内分泌分野の発展のスピートは高まっており、今、海外との扉を開いておかなければ、日本小児内分泌学会の今後の発展は望めないと思います。ここで言う海外からの参加者というのは、英語を第一言語とする人あるいは海外招聘講演演者のみを想定しているのではありません。タイムリーな交流、情報交換という意味では、一般演題を発表される海外からの参加者の増加をめざすことが大事と考えております。今やアジアは世界の中心となりつつあり、今後さらに発展することは確実です。こうした状況の中で、日本もアジアの一員として協調して発展していくという意思が大切だと思います。英語は確かに一朝一夕に上達するものではありません。しかし、私の経験上はっきりと言えるのは、学会発表を英語で行い、質疑応答を英語で行うことは、どのようなレッスンを受けるより英語のスキルアップに繋がりますし、間違いなく英語学習のモチベーションが上がります。

 私が2015年に日本小児科学会会頭として学術集会を担当した時、京都大学の平家俊男教授(当時)が主催されたAsian Society for Pediatric Researchとの共同開催となりました。この学術集会にはアジア各国から多数の参加があり、日本の参加者とポスターセッション等で英語による熱いdiscussionが行われたことは、感動的で忘れられない経験です。

 JSPEの学術集会においても、英語でのセッションを設け、海外からの参加者との交流の機会を増やすことの必要性をぜひ、ご理解いただき、今年の浦上先生が主催された学術集会に引き続き、来年の依藤先生が担当される来年の学術集会へと、この試みを継続していくことに会員の皆様のお力添えをいただければと願っております。

 JSPEにおける英語活用の推進は、国内における学会活動の活性化のみならず、APPES, ESPE, PESなど他の国際学会への積極的参加を促し、JSPEがこれまで以上に国際的ガイドラインの作成やコンセンサス形成などのグローバルな活動に貢献していくことに繋がっていくと考えております。

日本小児内分泌学会
理事長 大薗恵一

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